金曜日の朝3時に起きて、家を4時に出発しました。
大春五郎さんのスピーカーシステムを聞くためです。
大春五郎さんは知る人ぞ知る極めてこだわり抜いたスピーカーを作られた方です。
亡くなられてから3年ということですが、そのスピーカーの音に魅せられた方達が大春五郎研究会という集まりを作って、その音を継承したいと尽力しておられます。
私は、正直音楽についての見識も少なく、スピーカーの音も、いろいろ有って良いのかなと思っている程度ですが、大春五郎さんのスピーカーシステムを何セットかお持ちの石川雅子先生(ピアニスト)からいろいろな事情でスピーカーシステム1式をお預かりすることになりました。
それに先立ち、わざわざ安曇野の我が家まで訪ねて下さった石川先生。また、ぜひ音を聞いてから、あずかるかどうか決めて欲しいと言う大春五郎研究会の方々や石川先生の意向で、今度は私達が東京へ、そのスピーカーを聞きに行くことになったのです。
7時半頃東京へ着き、9時の約束に間に合う様に朝食を取って、石川先生の教室へ。

東京の西葛西というところです。
ウイーンで7年も暮らしていたということや、音楽についてのお話をお聞きしたり、そして何よりピアノの演奏をお聴きして、石川先生の愛情深さや繊細さを感じました。

教室に有る3台のピアノの音は皆違うんですよ。
当たり前のことかもしれませんが、スピーカーも同じで、弾く人(音源)が同じでも楽器によって、全然音が違うのには驚きます。
生のピアノだったので、感激もひとしおでした。
その中でもこのブルトナーのアップライトは清楚な、優しいピアノ。
それから、ご自宅のベーゼンドルファーのグランドピアノの演奏では、俊一さんも私も同じく、大人の女性のような艶っポイ音色だと感動しました。

そして、大春五郎研究会の加藤さんも来て下さいました。

大春五郎さんのスピーカーに出会われてからのことを楽しそうに語られる加藤さん。

20歳近く年が離れているのに、加藤さんが昔使っておられたスピーカーを俊一さんが中学の時拾って来て使っていたことを思い出して話すとお互いに話が弾んでいました。
加藤さんはしかし、大春五郎さんのスピーカーに出会ってからは他のスピーカーは聴かなくなってしまったそうです。
大春五郎さんのスピーカーシステムに対する思い。でも都会ではせまくてなかなかあずかるにふさわしい所が無いということで、今回安曇野の我が家に来ることになったスピーカーシステムですが、一部持ち帰りました。

レコードプレーヤーや、貴重なレコード類もおあずかりすることになっていますが、とりあえず一部を繋いで聴いている所です。
スピーカーはどんな名機でも、オールマイティーではなくて、聴くソースによって得意不得意が有るのだろうと思います。
音に対してそんなに自信は無い私ですが、大春五郎さんの作のスピーカーは箱なりを極力抑えているということで、箱をならすタイプのスピーカーとは考え方が違うそうです。
私は音像がきれいで、とても自然に力を入れずに聴ける音だと思いました。
2年程前ウインズの村瀬さんと知り合い、ウインズさんを通してサンバレーの大橋さんからの依頼でMIDなどを作らせていただき、徐々にスピーカーの世界を垣間みる様になりましたが、今度はそれを知っている友人から紹介が会って、熱烈なフアンを持つ大春五郎さんのスピーカーと出会いました。でも、今日の俊一さんの話を聞いていると、俊一さんは子供の頃からスピーカーとか真空管とか、なにより音楽が好きだったんですね。
人との出会いは、不思議です。
大切にしなければと思います。
もしかしたら、これを機会に、ピアノを始めるかもしれませんよ。(本当?)
実はこの日は他にも楽しい出会いがあって、帰りは夜中になりましたが、それはまた次回に・・・。
posted by keiko at 15:01|
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